マンション購入新築と中古メリットとデメリット
マンションの選び方には、新築か中古かを検討する必要がありますが、どちらを選ぶべきか迷ってしまうこともあるでしょう。
そこで、新築マンションのメリットとデメリットを比較して考えることで、選択のポイントを整理しましょう。
新築マンションのメリット
新築マンションを選ぶメリットとしては、まず外観や内装が新しく、キレイであることが挙げられます。
また、設備も比較的新しく、快適な住環境を提供してくれます。
さらに、新築マンションは現行の耐震基準に基づいて建てられているため、安心して暮らすことができます。
建物の構造部分については、10年間の保証が付いている場合もあります。
また、住宅ローンについても新築マンションの方が有利な条件で借りやすいです。
金利や借入期間の面で中古マンションよりも優れており、住宅ローン減税などの税制上の優遇措置も利用しやすいでしょう。
新築マンションのデメリット
一方で、新築マンションのデメリットとしては、その販売価格が中古マンションよりも高く設定されていることが挙げられます。
また、建設中の物件の場合、完成イメージが湧きにくい面もあります。
さらに、実際に住んでみないとわからないような、コミュニティの形成や維持管理の仕方についても不透明な点があります。
新築マンションを購入する際は、販売される住戸が一度にすべて売り出されるのではなく、期間を区切って販売されることが一般的です。
また、建物の完成前から販売が始まることもあります。
具体的な物件を見つけた場合には、モデルルームで実際の物件を確認することができます。
モデルルームは、販売センターやマンションギャラリーとして設けられており、実際の住宅を見ることで契約を行うことになります。
中古マンションの購入について
中古マンションは新築マンションよりも、購入費用を抑えることができる利点があります。
しかし、物件の状態によっては、リフォーム費用などの追加費用がかかることも考慮しなければなりません。
古い外観や内装、設備などはデメリットとされることもありますが、一室をリフォームして新たな内装や設備に変えることができます。
また、間取りの変更ができるマンションもあり、自分の好みに合わせてリノベーションすることもできます。
さらに、すでに入居者がいるため、居住者や管理状態を確認しながら物件を選ぶこともできます。
中古マンションの購入手続きや選び方についてのポイントもあります。
中古マンションを探す方法 中古マンションの情報は、不動産情報サイトでも見ることができますが、不動産仲介会社に相談して条件に合う物件が出た場合に連絡をもらうこともできます。
内見をする際には、室内の状態や日当たりなどを確認することが重要です。
物件の選定時に確認すべきポイントとは
マンションを購入する際に、物件の選定時にはさまざまなポイントをチェックする必要があります。
メールボックス周辺にチラシが散らかっていないか、ゴミ置き場や自転車置き場が整理されているか、共用廊下に私物が置かれていないかなど、維持管理状況を確認しましょう。
また、不動産仲介会社を通じてマンションの管理組合に修繕の状況や積立金の使い道を確認することも重要です。
気に入った物件が見つかったら、購入の意思を示す買付証明書を提出し、売買交渉を行います。
新築マンションの注意点
新築マンションを購入する際には、眺望の良さに惹かれて購入したのに、すぐに新しい建物が建ってしまうという失敗例があります。
もし不動産会社がこの事実を知っていた場合、損害賠償を求めることもできるかもしれません。
しかし、契約後に計画が明らかになった場合には、損害賠償を求めることはできません。
このような後悔を避けるためにも、高い建物が建つ可能性があるかどうか、用途地域を確認することが大切です。
中古マンションの注意点
中古マンションを購入する際には、引き渡し直後に設備の故障が起こることがあります。
しかし、売買契約書の瑕疵担保責任の期間内であれば、売主に修理や交換などの費用負担を求めることができます。
また、ペットを飼うつもりで購入し、入居後にペット禁止だと知ることがトラブルの原因になることもあります。
このようなトラブルを避けるためには、事前に管理組合にペット可かどうか確認するようにしましょう。
さらに、リフォームをするつもりで中古マンションを購入する場合は、管理規約で使用できる床材が決まっていることもありますので、合わせて確認しておくことが重要です。
修繕費用の積立金不足のリスク
住宅の引き渡し後に、修繕費用の積立金が不足している場合、修繕費用が必要な際に困ることがあります。
修繕費用は、建物の老朽化や設備の故障など、将来的に必要になる費用を積み立てるためのものです。
そのため、予算不足により、修繕を行うことができずに建物の劣化が進んでしまうリスクがあります。
このようなリスクを避けるためには、引き渡し前に修繕費用の積立金の状況を確認しておくことが重要です。
ただし、修繕費用の積立金が不足している場合でも、物件の値上がりによりその差額を回収できることもありますので、注意が必要です。
新築でも中古でも、探す範囲を広げましょう
住まいを手にする上で、新築マンションと中古マンションにはそれぞれメリットとデメリットがあります。
しかし、希望するエリアで理想の住まいを見つけるためには、新築か中古かにこだわらず、さまざまな選択肢を探してみることも重要です。
たとえば、中古マンションであっても築浅の物件であれば、特に大規模なリノベーションを行わずに住むことができるでしょう。
また、既にリノベーションされた物件であれば、新築のように美しい部屋で暮らすことも可能です。
住まいの選択肢を広げて、快適な暮らしを手に入れましょう。
まとめ
新築マンションのメリットは、すべてが新しく、耐震性などの安心感があります。
一方、価格は高く、現物を見ないで購入することもあるかもしれません。
中古マンションのメリットは、価格が安く、物件を実際に見て買うことができる点です。
一方、内装や設備が古くなっている場合もあり、修繕費用がかかるケースもあります。
住まいを選ぶ際には、これらのメリットとデメリットを理解し、自分に合った住まいを選ぶことが大切です。